運動している時の方が、なぜか思考が回る
頭を空っぽにして散歩してる時
なぜかアイディアがポンポン浮かんだり、
あれやってみよう これやってみよう、と
ポジティブになることありませんか?
さっきまでPCの前では
アイディアが全然でてこなかったのに。
不思議ですよね
✔解決のアイディアが欲しい時
✔企画のアイディアが欲しい時
✔チャレンジの一歩を踏み出したい時
デスクに向かってアイディアを捻り出そうとするより、
運動したり、書き出してアウトプットしてる時の方が、
いいアイディアが出てくる。
そう思いませんか?
その違いは、
気合や根性の問題ではなく、
体の中でエネルギーがどう使われているかの違いなんです。
この体の仕組み、おもしろいですよ。
エネルギーが使われるための第一歩は「細胞に入ること」
アイディア出しにもエネルギーが必要です。
そして、エネルギーが体の中で使えるようになるには、
まず糖質が「細胞の中に入れるかどうか」が第一歩になります。
エネルギーを作り出しているのは、
細胞の中にあるミトコンドリアですから、
エネルギー工場のミトコンドリアまで
まずはエネルギー源を届けることから始まります。
インスリンは「血糖値を下げるホルモン」と言われがちですが、
実際には、糖が細胞の中に入るためのドアを開ける役割。
ドアが開くと、エネルギー源である糖を
GLUT4という運び屋が迎えにきて、細胞の中へ運びます。
そこのGLUT4
運動中はインスリンの力を使わなくても、
働くことができるようになります。
つまり、運動しているだけで、
糖がすんなり細胞の中に入りやすくなり、
エネルギー効率が上がるのです。

脳は「エネルギーを大量に使う臓器」
糖が細胞に入ると、
ミトコンドリアでATPが作られます。
ATPは、体だけでなく脳が働くためのエネルギー源でもあります。
※ATP;生命のエネルギー通貨
脳は体重の約2%ほどの重さしかないけど、
全身のエネルギー消費の約20%を使うと言われています。
つまり脳は、
もともとエネルギーを大量に必要とする臓器。
エネルギーが作られやすくなると、
脳の前頭前野が働きやすくなり、
物事を広い視点で考えたり、
先のことをイメージしたりする余裕が生まれるのです。
運動はドーパミン神経系も刺激する
運動は、ドーパミン神経系も刺激します。
ドーパミンは「3大幸せホルモン」の1つで、
正確には「やる気」や「モチベーション」「集中力」
をつくる神経伝達物質です。
何かをやってみよう。
もしかしたらうまくいくかもしれない。
こんな前向きな予測を生み出す働きがあるんです。
すり減らないドーパミンの使い方をしよう
ドーパミンはよく「快楽物質」と言われますが、
実は使い方が大きく2種類あります。
ひとつは、
暴飲暴食、アルコール、タバコ、ドラッグ、買い物などのように、
強い刺激で一気に出すタイプのドーパミン。
この出し方は、
その場では気持ちよく感じますが、
だんだんと同じ刺激では満足できなくなって、
より強い刺激を求めるようになります。
いわば、
ドーパミンがすり減っていく使い方。
初めて買ったブランドバッグにはあんなに感動したのに、
同じ感動をもう一度味わうには
同じ値段のブランドバッグでは足りなくなってしまうんですよね。
これが「ドーパミンがすり減っている」状態。
もうひとつが、
運動や小さなチャレンジなどによって出るドーパミン。
こちらは、
ドーパミン神経系の感受性そのものを高めていく方向に働いて、
持続性のあるドーパミンになります。
だから、
運動やチャレンジでドーパミンを使うほど、
「もう少しやってみよう」という感覚が育ちやすい。
逆に言うと、
良いドーパミンの使い方が増えてくると、
暴飲暴食や過度な刺激を求めるような
依存的な行動が減っていくことも多いんです。
体も脳も「使える状態」になる
つまり運動中は、
- 糖が細胞に入りやすい
- ATPが作られやすい
- ドーパミンが働きやすい
という、体も脳も使える状態になります。
その結果、
アイデアが浮かびやすくなり、
マイナス思考にも傾きにくくなります。
胸を張って、
腕をしっかり振って、
ちゃっちゃと歩きながら
クヨクヨ悩むのは難しいと言われるのは
こういう体のシステムからなんですね。
デスクに座ると止まってしまうのは、怠けではない
一方で、じっと座ったままの状態では、
糖の取り込みもエネルギー産生も動きにくくなってしまいます。
ごはん食べた後、すぐにPC前に座ったり、
仕事しながらパクパクおやつ食べたりしてると、
糖が細胞の中に十分入らなくて
効率下がったりするので注意です。
そこに「ちゃんとやらなきゃ」という緊張が加わると、
脳はエネルギー不足のまま高い処理を求められます。
すると体は、
新しいアイディアを生み出すよりも、
まず体を守ることを優先してしまいます。
これが、
デスクに座ったままでアイディアをひねり出すのが難しい理由です。
体を動かすとアイディアが溢れ出てくる
✔いいアイデアが出ない
✔チャレンジしたいのに動けない
✔何かを始めても続かない
これ、性格の問題と思ってませんか?
本当はそうとは限りません。
体の中でエネルギーが作られ、
きちんと使える状態になっているかどうか。
ドーパミンが働き、
脳が探索モードになれてるかどうか。
その体の条件が整っていないだけ、
というケースもとても多いんです。
栄養は、摂るだけでは完結しません。
体の中で使われて、
はじめて意味を持ちます。
動くことで、
エネルギーが回り、
思考が回り、
アイデアが生まれる。
その思考は根性から来るものではなくて、
こうした体の仕組みで生まれているものなんです。
