みんな感覚ではわかってるけど、説明できないこと
食事を抜かないでちゃんと3食たべましょう
バランスよく食べましょう
運動しましょう
筋トレしましょう
いい睡眠をとりましょう
できるだけ栄養があるものを食べましょう
……って。
たぶん、
一度は聞いたことありますよね。
じゃあ、
ちょっと聞いてもいいですか?
なんで、それが必要なんでしょう?
すぐ答えられます?
実は、
ここをはっきり説明できる人って、
意外と多くありません。
でも不思議なことに、
「体に良さそう」っていう感覚は、
みんな持っています。
人って、
納得できないことは、続かないんですよね。
逆に言うと
「なるほど。だからか。」
そう腑に落ちた瞬間、
その理解は原動力になります。
それがあなたのトリセツの元になるんです。
ATPまでたどり着けなかった栄養は、どうなるのか
前回まででお伝えしてきたように、
私たちは、
食べた糖質・脂質・たんぱく質を、
最終的にATPという形に作り変えて、
はじめてエネルギーとして使っています。
じゃあ、
ここでひとつ質問です。
このATPまで、
たどり着けなかった栄養って、
どうなると思いますか?
……
消える?
なかったことになる?
いいえ。
体って、
そんなにもったいないことはしません。
糖質がATPまで行けないとき

糖質は本来、
インスリンの働きで細胞の中に入り、
エネルギーとして使われます。
でも。
インスリンがうまく働かなかったり、
細胞の中でATPを作る力が落ちていると、
糖はスムーズに使われません。
するとどうなるか。
- 血液中に糖が余る
- 血糖値が上がる
- さらにインスリンが出る
という流れになります。
そしてインスリンには、
もうひとつ大切な役割があります。
それは――
余った糖を脂肪として貯蔵すること。
つまり、
使われなかった糖は、
脂肪細胞へ運ばれ、
中性脂肪として保管されてしまいます。
細胞で使われる糖が少ないと体のエネルギーは不足する
なのに、
体脂肪はどんどん増えてしまう
となるんです。
脂質がATPまで行けないとき
脂質は本来、
ミトコンドリアに入って燃やされ、
ATPになります。
でも、
ミトコンドリアの働きが落ちていると、
脂質も燃えません。
燃えない脂質は、
どうなるか。
……そう。
やっぱり脂肪として貯蔵されます。
たんぱく質までエネルギーに回る
たんぱく質は本来、
筋肉や臓器、
皮膚や髪、
酵素やホルモンなど、
体を作る材料です。
でも、
体の中がエネルギー不足になると、
体はこう考えます。
「材料より、
まずは生きるためのエネルギー確保が優先だ。」
その結果、
本来、材料になるはずのたんぱく質まで、
エネルギーとして使われてしまいます。
それでもエネルギーが足りない時は、
糖に変えられ、
最終的に脂肪として貯蔵されることもあります。
エネルギー不足なのに太るという矛盾
ここで、
ちょっと立ち止まって考えてみてください。
太るって聞くと、
「エネルギーが余っている状態」
だと思いませんか?
でも実際は
ATPまで回らない
→ 使われない
→ 貯め込まれる
この流れが起きているだけ。
つまり
脂肪は増えているのに、
体はエネルギー不足
という、
ちょっと不思議な状態です。
省エネモードに入る体
エネルギー不足には、
大きく2つのパターンがあります。
ひとつは、
食べる量が少なくて足りない場合。
もうひとつは、
食べているのに、
代謝がうまく回らず、
使えるエネルギーが十分に作れない場合。
どちらにも、
体は同じ反応をします。
「エネルギーが足りない。」
そう判断した体は、
省エネモードに入ります。
✔動かない
✔燃やさない
✔できるだけ貯める
そりゃあ、
太りやすくもなりますよね…
まとめ 太る=余っている ではない
太っている=エネルギーが多い
ではありません。
太っている=
エネルギーを使えない状態
というケースがとても多いんです。
だからこそ
食べる量を減らす前に
運動量を増やす前に
エネルギーを作れる体の状態を整える
ここが第一歩になります。
続きはこちら 最近「代謝が落ちて全然やせない!」って思ってる?そもそも「代謝が落ちた」って何でしょう? 第4話
