アトピーは皮膚だけの問題?ヒスタミンとコルチゾールの関係【アトピーと体の仕組み2】

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この記事は「アトピーと体の仕組みシリーズ」の第2回です。
第1回の記事はこちら

アトピーは本当に皮膚だけの問題?

ずっと不思議に思っていたことがあります。

なぜ、

  • 季節によって肌荒れの強さが変わるの?
  • 人生のステージによって悪化したり落ち着いたりするの?
  • 肌荒れする場所と、全然肌荒れしないところがあるの?

不思議だと思いませんか?

アトピーはすべて
「皮膚だけの問題」なのでしょうか?

私の場合、
首や肘、膝の内側など、
皮膚がやわらかい場所は常に荒れていました。

顔は特にひどく、
合う化粧品がとにかく見つかりませんでした。

当時、唯一使えた低刺激の化粧品がありましたが、
ひどい時期には化粧品代が月に10〜20万円かかりました。

それでも乾燥は止まりません。

化粧水を一日に何度も塗り、
ボトル1本を2〜3日で使い切ってしまう。

顔の皮膚は薄くなってしまい、
口を大きく開けると皮膚がつっぱる。
うまく笑えない。

そんな状態でした。

でも不思議なことに、
スネやデコルテはほとんど肌荒れを起こさなかったのです。

もしアトピーが
本当に皮膚だけの問題で、
きれいな肌になる力がないのなら
全身同じ状態のハズ。

どうしてこんな差があるのか、
不思議だったんです。

アトピーとヒスタミン

アトピーの症状に関わる物質のひとつが
ヒスタミンです。

ヒスタミンは、

◇かゆみ
◇炎症
◇アレルギー反応

を起こす物質です。

アトピーのときに起こる

  • 強いかゆみ
  • 赤み
  • 炎症

こうした反応の多くは、
ヒスタミンの影響です。

ヒスタミンを抑える唯一のホルモン


コルチゾールって知っていますか?

コルチゾールは副腎から分泌されるホルモンで、

◇炎症を抑える
◇アレルギー反応を調整する
◇ストレスから体を守る

というヒーローのような存在。

そして実は、
ヒスタミンによる炎症を抑えることができるホルモンは
コルチゾールだけ
と言われています。

つまり体の中では

ヒスタミン(炎症を起こす)

コルチゾール(炎症を抑える)

このバランスで
炎症がコントロールされています。

こういったコルチゾールの働きを
模倣して作られているのが
ステロイド軟膏ですね。

いわば、コルチゾールは
天然のステロイド薬なんです。

コルチゾールが足りなくなると

ところが、
ステロイドには炎症を抑える以外にも
たくさんの仕事がありますから、

  • 強いストレス
  • 睡眠不足
  • 血糖値の乱高下
  • 慢性的な疲労

こうした状態が続いて
炎症を抑える以外の仕事が増えると、
コルチゾールは消耗してしまいます。

すると

ヒスタミン > コルチゾール

という状態になり、
炎症が抑えきれなくなってしまうのです。

その結果、
アトピーの症状が悪化しやすくなります。

私のイライラは肌の問題ではなかった

私は長い間、
アトピーによる不調は

かゆみや見た目の問題によるメンタルの問題

だと思っていました。

肌が荒れると

◇イライラ怒りっぽい
◇落ち込んで部屋に閉じこもりがち
◇自分にがっかりしてしまう

そういう状態になりやすかったからです。

でもね、
それだけではなかったんです。

ヒーローのコルチゾールには
炎症を抑える働きだけでなく、

血糖値を維持する働きもあります。

そもそもコルチゾールが足りなくなると、

◇血糖値が安定しない
◇低血糖になりやすい
◇炎症が抑えきれない

という状態になって、
低血糖や炎症による
メンタル不調になるんです。

つまり私が感じていた

イライラや気分の落ち込みは、

かゆみや見た目の問題だけではなく、

体の中の仕組みとして起きていた
メンタルの揺れ

血糖値の乱れや炎症によって
凹みやすいメンタルになっていた
とだったんです。

ずっとアトピーに支配されていた

私の夢はずっと、
半袖の服を着ることでした。

こう書いてみると、
小さな夢ですね(笑

でも当時の私にとっては
とても切実なことでした。

おしゃれをする時も
仕事を選ぶ時も
将来を考える時も

すべての選択の条件に

「アトピーでも大丈夫かな・・・」

が、最優先。

まるで
アトピーが人生の前提条件のようでした。

体の仕組みがわかったら

今でも
肌が荒れることはあります。

でも昔とは
大きく違っていて、
振り回せれることはなくなりました。

それは

なぜ起きるのか

がわかるようになったから。

血糖値
コルチゾール
たんぱく質
消化能力
腸内環境
ストレス
睡眠
筋肉量

この一連の体の仕組みを知ってから、

アトピーは

「私をいじめる存在」

ではなく

私の状態を教えてくれるサイン

となり、
仲良く付き合えるようになりました。

気持ちの荷物が軽くなった

皮膚の状態が落ち着き、
初めて半袖が着られるようになったとき。

私は本当に嬉しくて、
露出の多い服ばかり着るようになりました。

周りの大人たちに
露出の多さを
注意されるほど(笑

でもそれくらい
嬉しかったんです。

今振り返ると

「そういえば
半袖を着るのが夢だったなぁ」


思い出すくらいですが、

当時の私にとっては
夢が叶った大きな出来事でした。

体全体のバランスでアトピーをみる

アトピーは
皮膚に症状が出る病気です。

だからどうしても

  • 保湿
  • 外用薬
  • スキンケア

といった
皮膚の対処に目が向きがち。

もちろんそれもすごく大切です。

でも、それだけじゃない。

体の中では

血糖値
コルチゾール
たんぱく質
消化能力
腸内環境
ストレス
睡眠
筋肉量

こうしたものが
複雑に関わっています。

だから私は
アトピーを

皮膚だけの問題

ではなく

体全体のバランス

として見る視点も
とても大切だと思っています。

次の記事では

次の記事では、

アトピーと深く関係している
腸内環境について書いていきます。

  • 腸粘膜
  • IgA
  • 腸内細菌

腸・肌相関です。

腸は体のあらゆる部分と相関していますが、
もちろん!お肌との関わりも大きい。

私の体験も交えながら
もう少し詳しくお話ししていきますね。

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